リスニング何故聞こえない?

今回はリスニングについてのお話です。

英語が聞き取れないと言う事はいったい何故なのでしょう?
だって、物理的には誰でも(耳が正常ならば)同じ音が聞こえている筈です。しかし聞ける人と聞けない人がいます。
この理由は大きくは2つあります。

まずは音自体を「脳」が認識出来ない場合です。なぜ認識出来ないかと言えば、私達は日本語の音を言葉として認識して生きて来たので、日本語にない英語の音については言語の音として認識出来ないのです。例えば、シと言う音はさしすせそのシ(she)となりますが、英語ではスィ(see)だったり、舌を軽く噛んだツィ(think)の様な音もあります。この3つは英語という言語に於いて違う音ですが、私達日本人には同じシに聞こえてしまいます。
この様に日本語に無い音が聞き取れない場合が1つです。

2つ目は「リエゾン」と言われる現象です。
日本語は1つ1つの音が独立しており、ゆっくり話しても早く話してもあまり個々の音自体は変わりません。
しかし、英語は話すスピードが早くなると、音同士がくっついたり消えたりします。
例えば、「ワラビゲーム!」と野球の放送などでアナウンサーが興奮して叫んでいたとします。これは「わらびげーむ」と聞こえますし、実際にそれに近い発音です。一体なんと言っているのでしょうか。

” What a big game!”

と言っているのです。What a がワラ big game が ビゲームと変化してしまいます。これはナチュラルスピードの会話ではしょっちゅう起こる事です。幾つか法則があるのですが、ここでは取り上げませんが、要するに、音がどの様に変化するのか知っていないと、聞き取れないのです。

私どもでは、この英語の音や変化を耳に焼き付ける為に、ただ闇雲に英語を聞くのではなく、ディクテーションをお勧めしています。これは聞いた音を書き取って行く作業をして、間違った所をスクリプトと比べてチェックして、その間違った箇所を徹底的に聞くと言うものです。
「聞こえていない所を聞こえるようにする」事がもっとも効率的にリスニング力をつける事につながると思います。

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